2010年11月14日
CA870ホップ改良
まいどご無沙汰の更新です。
今回は予告通りお客様から依頼されたCA870の改良です。

まずは画像の通りマウントベース取り付け、
VSR純正の物を使用して4点のスクリューでアウターフレームに固定いたしました。
まあこれはやっている方きっと多いですよね。
で、本題のホップの話です。
ノーマルのCA870のホップは弱く
せっかくイイ銃なのに弾が伸びないですよね・・・
CA870のホップ改良というと、
ホップパッキンの交換と押し付け圧を強くすることで調整されることが多いと思います。
それが一番お手軽な方法なのは確かだと思いますが、
CA870のいわゆる「つまずきホップ」が構造上解消されるわけではありません。
今までこちらではいつもホップの改良はメインのうちのひとつとしてチューンをしてきました。
ならばお客さんがこちらに「ホップの改良も」とご依頼されて、
いつもと同じ理論で改良を行わない話はないと思います。
(それが可能であれば、ですが)
内容的には、インナーバレルとホップパッキンはノーマルを使用いたしました。
ただ、インナーバレルはお預かりした時点で交換されていたのですが、
あくまで純正と同形状の物です。
つまずきの解消で定番なのはノズルの延長なのですが
(APSがその代表かな?)
CA870のシリンダーは樹脂性、ノズルはシリンダーと一体なので
ちょいとノズル延長は厳しいです。

参考画像:「激レア!CA870初期型シリンダー」(笑)
現行の物とはノズル下の給弾ガイドが形状違います。
問題があったから形状変更された訳で、「激レア」といっても誰も欲しがらないでしょうが(^^;
一応「ノズル加工の方法ないかな?」とチェックする実験台にしました。
結果ノズルは触らなかったのですが、
「ノズル延長ができないなら、インナーバレルを丸ごと後ろに下げよう」
ということで、チャンバーをショートにして気密用のパッキンをOリングに変更しました。
固定ホップの状態で↑だけをやってどのぐらい変わるか実験はしていないですが、
違いはあるはず、と考えます。
今回は可変式にする予定だったので
スクリュー穴を開けなおしてイモネジでの調整式にしました。

画像暗いですが、シリンダー先端とチャンバー部分のアップです。
バレル固定は割りピンの溝を移動させて、
プラスで念のため固定のイモネジを追加しました。
(さらに言うと、CA870のインナーバレルは、
アウターバレルに対して上を向いて固定されることが多くないですか?
なので上から固定のイモネジでチャンバーとバレルを押しての角度修正も兼ねてます)
ホップの改良の話は以上です。
久しぶりに加工途中の話と画像を載せました。
どんな加工の話よりグルーピング画像を載せる方が説得力ある、という考えからですが、
たまにはまた加工途中の話も載せますね!!
で、そのグルーピングの話。
まずは以前悩んでいた弾の種類ですが、
今後当分はマルイの新しい弾、「PERFECT HIT」0.20gを使用します。
非バイオですが、同じく新しい「ベアリングバイオ」と基本的な規格は同じでしょうし、
(精度はまた別な話ですが)
ゲームでこれからマルイのバイオ弾の使用が増えていくのかな?という意味も含めて
マルイの弾にしました。
(まだそういう気配は少ないみたいですが・・・)
精度も明らかに旧マルイ弾から上がってますしね!!
ただ
「今時のホップの銃に20mからグルーピングとるってどうなの?
だからウチは30mで」
って以前書いたら
マルイの新BB発売後のアームズマガジンでとったグルーピングが30mになってましたね(^^;
(僕が書いた言葉とは関係はもちろんないでしょうが)
・・・・僕はひねくれ者なので
今回のCA870のグルーピングは40mでとってみました。(笑
結果

いつものA4サイズ(294x210mm)の紙です。
・・・・さすがに40mは遠い~です!!!
あ、前にも書きましたが、
こちらで言う30m、40mは実測です。
(学校の校庭で使うような50m巻尺があります)
せめて風がない場所が欲しいです。
少しの風でも流れてしまうので・・・・(それはどの銃でも同じ条件ですが)
ということで10発中7発ヒットでした。
もちろん飛距離自体はもっとありますし、
ホップ自体ももっと強くかけることはできます。
でも・・・・一番の当てられない原因は射手かも!?(スミマセン汗
ターゲットを置ける場所はどうやら微風ですが風が巻いているらしく
その影響は少なからずあるようです。
もっと広い、100mぐらい距離のとれる風の影響が少ない場所で撃つと
(ターゲットは置けないですが)
9倍のスコープで確認して、
最大飛距離まで風以外の弾の乱れはほぼないようなのでOKではないかと
CAが発売されてからだいぶ時間が経っているので
チューン興味のあるなら「もう済ませちゃってる」、という方が多い気がしますが
もしご興味を持って頂けたのなら、
どうぞHP骨董銃具店(http://kottougangu.net/)の
「Mail(お問い合わせ)(http://kottougangu.net/new1004.html)」よりご相談くださいませ。
ではではまた!
今回は予告通りお客様から依頼されたCA870の改良です。

まずは画像の通りマウントベース取り付け、
VSR純正の物を使用して4点のスクリューでアウターフレームに固定いたしました。
まあこれはやっている方きっと多いですよね。
で、本題のホップの話です。
ノーマルのCA870のホップは弱く
せっかくイイ銃なのに弾が伸びないですよね・・・
CA870のホップ改良というと、
ホップパッキンの交換と押し付け圧を強くすることで調整されることが多いと思います。
それが一番お手軽な方法なのは確かだと思いますが、
CA870のいわゆる「つまずきホップ」が構造上解消されるわけではありません。
今までこちらではいつもホップの改良はメインのうちのひとつとしてチューンをしてきました。
ならばお客さんがこちらに「ホップの改良も」とご依頼されて、
いつもと同じ理論で改良を行わない話はないと思います。
(それが可能であれば、ですが)
内容的には、インナーバレルとホップパッキンはノーマルを使用いたしました。
ただ、インナーバレルはお預かりした時点で交換されていたのですが、
あくまで純正と同形状の物です。
つまずきの解消で定番なのはノズルの延長なのですが
(APSがその代表かな?)
CA870のシリンダーは樹脂性、ノズルはシリンダーと一体なので
ちょいとノズル延長は厳しいです。

参考画像:「激レア!CA870初期型シリンダー」(笑)
現行の物とはノズル下の給弾ガイドが形状違います。
問題があったから形状変更された訳で、「激レア」といっても誰も欲しがらないでしょうが(^^;
一応「ノズル加工の方法ないかな?」とチェックする実験台にしました。
結果ノズルは触らなかったのですが、
「ノズル延長ができないなら、インナーバレルを丸ごと後ろに下げよう」
ということで、チャンバーをショートにして気密用のパッキンをOリングに変更しました。
固定ホップの状態で↑だけをやってどのぐらい変わるか実験はしていないですが、
違いはあるはず、と考えます。
今回は可変式にする予定だったので
スクリュー穴を開けなおしてイモネジでの調整式にしました。

画像暗いですが、シリンダー先端とチャンバー部分のアップです。
バレル固定は割りピンの溝を移動させて、
プラスで念のため固定のイモネジを追加しました。
(さらに言うと、CA870のインナーバレルは、
アウターバレルに対して上を向いて固定されることが多くないですか?
なので上から固定のイモネジでチャンバーとバレルを押しての角度修正も兼ねてます)
ホップの改良の話は以上です。
久しぶりに加工途中の話と画像を載せました。
どんな加工の話よりグルーピング画像を載せる方が説得力ある、という考えからですが、
たまにはまた加工途中の話も載せますね!!
で、そのグルーピングの話。
まずは以前悩んでいた弾の種類ですが、
今後当分はマルイの新しい弾、「PERFECT HIT」0.20gを使用します。
非バイオですが、同じく新しい「ベアリングバイオ」と基本的な規格は同じでしょうし、
(精度はまた別な話ですが)
ゲームでこれからマルイのバイオ弾の使用が増えていくのかな?という意味も含めて
マルイの弾にしました。
(まだそういう気配は少ないみたいですが・・・)
精度も明らかに旧マルイ弾から上がってますしね!!
ただ
「今時のホップの銃に20mからグルーピングとるってどうなの?
だからウチは30mで」
って以前書いたら
マルイの新BB発売後のアームズマガジンでとったグルーピングが30mになってましたね(^^;
(僕が書いた言葉とは関係はもちろんないでしょうが)
・・・・僕はひねくれ者なので
今回のCA870のグルーピングは40mでとってみました。(笑
結果

いつものA4サイズ(294x210mm)の紙です。
・・・・さすがに40mは遠い~です!!!
あ、前にも書きましたが、
こちらで言う30m、40mは実測です。
(学校の校庭で使うような50m巻尺があります)
せめて風がない場所が欲しいです。
少しの風でも流れてしまうので・・・・(それはどの銃でも同じ条件ですが)
ということで10発中7発ヒットでした。
もちろん飛距離自体はもっとありますし、
ホップ自体ももっと強くかけることはできます。
でも・・・・一番の当てられない原因は射手かも!?(スミマセン汗
ターゲットを置ける場所はどうやら微風ですが風が巻いているらしく
その影響は少なからずあるようです。
もっと広い、100mぐらい距離のとれる風の影響が少ない場所で撃つと
(ターゲットは置けないですが)
9倍のスコープで確認して、
最大飛距離まで風以外の弾の乱れはほぼないようなのでOKではないかと
CAが発売されてからだいぶ時間が経っているので
チューン興味のあるなら「もう済ませちゃってる」、という方が多い気がしますが
もしご興味を持って頂けたのなら、
どうぞHP骨董銃具店(http://kottougangu.net/)の
「Mail(お問い合わせ)(http://kottougangu.net/new1004.html)」よりご相談くださいませ。
ではではまた!
Posted by クフィール at 17:54│Comments(2)
│CA870
この記事へのコメント
ブログというつい簡単な日記になりがちですが、こういう突っ込んだ内容の記事は読み物としても面白く為になりますね。
Posted by Nuada at 2010年11月14日 18:23
Nuadaさん、書き込みありがとうございます!!
こちらでは記事を載せる載せないに関わらず、加工の途中過程を画像を使うなどしてお客様にご報告させてもらいながら作業を進行させています。
ネットを使い遠方から愛銃を送っていただくお客様に安心していただくのはそれが一番かと考えていますので・・・
なので突っ込んだ話はいっぱいあるのでこれからも記事書いていきますね!!
・・・・本当は簡単な日記も併せて書けば更新頻度あがるのですが(汗
こちらでは記事を載せる載せないに関わらず、加工の途中過程を画像を使うなどしてお客様にご報告させてもらいながら作業を進行させています。
ネットを使い遠方から愛銃を送っていただくお客様に安心していただくのはそれが一番かと考えていますので・・・
なので突っ込んだ話はいっぱいあるのでこれからも記事書いていきますね!!
・・・・本当は簡単な日記も併せて書けば更新頻度あがるのですが(汗
Posted by クフィール
at 2010年11月14日 18:42
