2010年04月03日
RS 56式2種
おひさしぶりです!
ご無沙汰している間に加工の依頼を複数いただいて
もうお客様にお渡ししたのですが、
いきなり宣言したことを破るのですがグルーピングとれなかったものがほとんどでした。
(もちろん外で実射して確認はしたのですが)
雨、風、雨、雨、風・・・・・・・・・・
もうこの時期イヤダ(笑)
で、今回の日誌はお預かりした中で
RS(Real Sword)の56式を2種類加工したのでその記事を・・・
RS56式
RS type56-2
(上の画像Real SwordのHPよりお借りしました
http://www.realsword.com.hk/jp/produc_56-2.htm)
の2種類です。
基本的にはマルイAKの構造ですが、
何より大きな特徴が・・・
フルスチール!!
以前セブ島に行ったときに撃ったAKのコピーがストック等56-2と同じ構成なのですが
(56-2のコピーだったのかな??)
構えたバランスは実銃とRSは違い少ないです。
(RSのほうがバレル周りの比重とメカボの関係で重心後ろ気味ですが・・・)
(セブ島のシューティングレンジで撃ったAKコピー)
で、お預け頂いたお客様は2丁別々な方で、
56式が修理とバランス取り、
56-2がバランス取りでしたので
バランス取りとついでにマルイ式メカボで気になったことを書きます。
RS56式メカボックスとバレル、チャンバー
メカボックス内部
メカボでのマルイとの大きな違いは
・メカボ外から逆転防止ラッチが解除できること(ベベルへのラッチのかかり方も違います)
・セクターギアにチップが装備されていること
まああとメカボケースも補強がしてあったりします。
で、いつもの弾の保持位置を調べたところノズルが必要よりかなり相対的にショートで
いつもながらの中華だったわけですが、
今回はセクターチップがついていてノズル後退量が多いので
単純にノズルを交換いたしました。
左がRS純正のノズル、右が交換したノズルです。
(ピンボケ・・・(^^;
あとピストンヘッドが・・・
画像はヘッドを上下分割したところです。
わかりにくいですが、
ヘッド前面に穴が開いてエアロ仕様になり(画像右)
かつピストンが前進するとOリングが拡がるようテーパーがついています(画像左)
ピストンがOリングによって気密をとるタイプは構造によりますが、
Oリングとシリンダーのクリアランス調整が必要で
場合によってはOリングを手で伸ばしたりするのですが、
この56式のヘッドはOリングを拡げるしくみがダブルで入っています。
中国本国で入っているであろう過激なスプリングならいいのかもですが、
日本国内の規制内のスプリングに対してこのヘッドだと
Oリングのテンションかかりすぎてブレーキかかっちゃいます。
なのでテーパー部分を平面に加工いたしました。
あと以前も行ったシリンダーヘッドのノズル径をパイプ圧入で絞って
シリンダー自体も研磨して
シリンダー周りは以上です。
ところでシステマの新しいパーツシリーズで
シリンダーに傷を入れてグリスの保持性を良くしているものがあるとか
こちらでも実験はしたことがあるのですが
ちょっと微妙だったので引き続き実験中です
あと56式を分解したときに・・・
スイッチ端子のスプリングがこのように組まれていました。
(56-2はそんなことなかったのですが)
噂で聞くとブロガーの方でもマルイ等をこの向きで組まれている方がいるとのこと、
この画像でみるとスプリングテンションの方向が少しずれるだけですが
(それでも問題なのですが)
タペットプレートとあわせるとこのスプリングはこの位置にきます。
つまりタペットプレートとスイッチ端子双方の動きを阻害する可能性があるので
必ずこの向きに・・・
あとver3型のスイッチボックスはもともとそうなのですが、
セレクタープレートの端子の圧着度(?)が低いです。
特にこのRS56はフレームとメカボの間に空間が多いので
セレクター端子での接触不良が発生しやすいです。
(56式、56-2双方試射中トラブル起きました)
対策としてこのように・・・
画像の白い部分に銅版を接着して端子を直結いたしました。
参考までに以前チューンしたJGのG36(ver3)は
この部分もともと端子双方半田付けされてました。
あとスイッチ端子の話がでたついでに・・・
画像ではおそらくわからないと思いますが、
トリガーと連動するスイッチ端子(オス端子x1、メス端子x2)は
接触寸前に通電することにより溶けてきます。(画像でもわずかに溶けています)
これは3つの端子が同時に接触しないことにより発生します。
根本的かつ簡単な解決方は
「トリガーは絞らず一気にひく」
なのですが
(完全接触すれば溶けないため)
対策とし端子を微妙に曲げて理想位置にもっていくのがいいのではないかと
こんなとこでだいぶ結果は違うと思いますが・・・
(FETを組めばスイッチに流れる電流値が極小になるので
溶けることは完全になくなるのですが)
スイッチ端子は(特にメスは)マルイ純正部品でもASSY販売になるので
ちょっと高くつくのでご自分で分解される方は開けたときに気にされたほうが良いです。
細かいことは他にもいろいろやっているのですが
最後にこの56式に限らずよくある話で、
まれに2発給弾のトラブルが起きる電動があるかと思います。
(特にマルイ以外のチャンバーで)
2発給弾はこの世にケースレスが誕生したころからあるトラブルなのですが、
この56式もその気があるようなので
太古から伝わる小ワザを・・・(そんな大げさなことではないですが)
画像すごくわかりにくいと思いますが、
チャンバーを後ろからみたところで
6.5mmのドリルをいれてあります。
56式のほうがマガジンからの給弾ルート内が整形汚かったので
ドリルを通してならしてあげてそのドリルをそのまま進めて
弾があがってくる反対側に少しだけ凹みをつけます。
どのぐらい?というのは経験なのですが
くれぐれも貫通させないように(^^;
最後に56式のグルーピングを
前回弾の話をしましたが、
試射の弾でバレルが汚れるのもナンセンスな話なので
今回はトイテック0.2BBを使用しました。
トイテックBBはマルイより少し硬い材質のようです。
トイテックBBは真球度では昔から定評があります。
どのメーカーもですが弾はロットによってだいぶ出来違うので
目でみて確認して購入されたほうが良いです。
(特に袋に粉が付着している弾はキケンです)
ということで条件は
トイテック0.2gBB、30m、微風 で
セミオート
フルオート
56式のほうはノーマルバレル(バレル長さもそのまま)、ノーマルチャンバーパッキンで
わずかにそれる弾もありましたが非常に素直な弾道でした。
では今回はえっらく長くなりましたがではではまた!
ご無沙汰している間に加工の依頼を複数いただいて
もうお客様にお渡ししたのですが、
いきなり宣言したことを破るのですがグルーピングとれなかったものがほとんどでした。
(もちろん外で実射して確認はしたのですが)
雨、風、雨、雨、風・・・・・・・・・・
もうこの時期イヤダ(笑)
で、今回の日誌はお預かりした中で
RS(Real Sword)の56式を2種類加工したのでその記事を・・・
RS56式
RS type56-2
(上の画像Real SwordのHPよりお借りしました
http://www.realsword.com.hk/jp/produc_56-2.htm)
の2種類です。
基本的にはマルイAKの構造ですが、
何より大きな特徴が・・・
フルスチール!!
以前セブ島に行ったときに撃ったAKのコピーがストック等56-2と同じ構成なのですが
(56-2のコピーだったのかな??)
構えたバランスは実銃とRSは違い少ないです。
(RSのほうがバレル周りの比重とメカボの関係で重心後ろ気味ですが・・・)
(セブ島のシューティングレンジで撃ったAKコピー)
で、お預け頂いたお客様は2丁別々な方で、
56式が修理とバランス取り、
56-2がバランス取りでしたので
バランス取りとついでにマルイ式メカボで気になったことを書きます。
RS56式メカボックスとバレル、チャンバー
メカボックス内部
メカボでのマルイとの大きな違いは
・メカボ外から逆転防止ラッチが解除できること(ベベルへのラッチのかかり方も違います)
・セクターギアにチップが装備されていること
まああとメカボケースも補強がしてあったりします。
で、いつもの弾の保持位置を調べたところノズルが必要よりかなり相対的にショートで
いつもながらの中華だったわけですが、
今回はセクターチップがついていてノズル後退量が多いので
単純にノズルを交換いたしました。
左がRS純正のノズル、右が交換したノズルです。
(ピンボケ・・・(^^;
あとピストンヘッドが・・・
画像はヘッドを上下分割したところです。
わかりにくいですが、
ヘッド前面に穴が開いてエアロ仕様になり(画像右)
かつピストンが前進するとOリングが拡がるようテーパーがついています(画像左)
ピストンがOリングによって気密をとるタイプは構造によりますが、
Oリングとシリンダーのクリアランス調整が必要で
場合によってはOリングを手で伸ばしたりするのですが、
この56式のヘッドはOリングを拡げるしくみがダブルで入っています。
中国本国で入っているであろう過激なスプリングならいいのかもですが、
日本国内の規制内のスプリングに対してこのヘッドだと
Oリングのテンションかかりすぎてブレーキかかっちゃいます。
なのでテーパー部分を平面に加工いたしました。
あと以前も行ったシリンダーヘッドのノズル径をパイプ圧入で絞って
シリンダー自体も研磨して
シリンダー周りは以上です。
ところでシステマの新しいパーツシリーズで
シリンダーに傷を入れてグリスの保持性を良くしているものがあるとか
こちらでも実験はしたことがあるのですが
ちょっと微妙だったので引き続き実験中です
あと56式を分解したときに・・・
スイッチ端子のスプリングがこのように組まれていました。
(56-2はそんなことなかったのですが)
噂で聞くとブロガーの方でもマルイ等をこの向きで組まれている方がいるとのこと、
この画像でみるとスプリングテンションの方向が少しずれるだけですが
(それでも問題なのですが)
タペットプレートとあわせるとこのスプリングはこの位置にきます。
つまりタペットプレートとスイッチ端子双方の動きを阻害する可能性があるので
必ずこの向きに・・・
あとver3型のスイッチボックスはもともとそうなのですが、
セレクタープレートの端子の圧着度(?)が低いです。
特にこのRS56はフレームとメカボの間に空間が多いので
セレクター端子での接触不良が発生しやすいです。
(56式、56-2双方試射中トラブル起きました)
対策としてこのように・・・
画像の白い部分に銅版を接着して端子を直結いたしました。
参考までに以前チューンしたJGのG36(ver3)は
この部分もともと端子双方半田付けされてました。
あとスイッチ端子の話がでたついでに・・・
画像ではおそらくわからないと思いますが、
トリガーと連動するスイッチ端子(オス端子x1、メス端子x2)は
接触寸前に通電することにより溶けてきます。(画像でもわずかに溶けています)
これは3つの端子が同時に接触しないことにより発生します。
根本的かつ簡単な解決方は
「トリガーは絞らず一気にひく」
なのですが
(完全接触すれば溶けないため)
対策とし端子を微妙に曲げて理想位置にもっていくのがいいのではないかと
こんなとこでだいぶ結果は違うと思いますが・・・
(FETを組めばスイッチに流れる電流値が極小になるので
溶けることは完全になくなるのですが)
スイッチ端子は(特にメスは)マルイ純正部品でもASSY販売になるので
ちょっと高くつくのでご自分で分解される方は開けたときに気にされたほうが良いです。
細かいことは他にもいろいろやっているのですが
最後にこの56式に限らずよくある話で、
まれに2発給弾のトラブルが起きる電動があるかと思います。
(特にマルイ以外のチャンバーで)
2発給弾はこの世にケースレスが誕生したころからあるトラブルなのですが、
この56式もその気があるようなので
太古から伝わる小ワザを・・・(そんな大げさなことではないですが)
画像すごくわかりにくいと思いますが、
チャンバーを後ろからみたところで
6.5mmのドリルをいれてあります。
56式のほうがマガジンからの給弾ルート内が整形汚かったので
ドリルを通してならしてあげてそのドリルをそのまま進めて
弾があがってくる反対側に少しだけ凹みをつけます。
どのぐらい?というのは経験なのですが
くれぐれも貫通させないように(^^;
最後に56式のグルーピングを
前回弾の話をしましたが、
試射の弾でバレルが汚れるのもナンセンスな話なので
今回はトイテック0.2BBを使用しました。
トイテックBBはマルイより少し硬い材質のようです。
トイテックBBは真球度では昔から定評があります。
どのメーカーもですが弾はロットによってだいぶ出来違うので
目でみて確認して購入されたほうが良いです。
(特に袋に粉が付着している弾はキケンです)
ということで条件は
トイテック0.2gBB、30m、微風 で
セミオート
フルオート
56式のほうはノーマルバレル(バレル長さもそのまま)、ノーマルチャンバーパッキンで
わずかにそれる弾もありましたが非常に素直な弾道でした。
では今回はえっらく長くなりましたがではではまた!
Posted by クフィール at 20:46│Comments(0)
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