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Posted by ミリタリーブログ at

2010年08月01日

L1A1 in Vietnam

ということで前回のL1A1(JAC+carrot電動リサイクルキット)の続編です。



・・・と、その前にお知らせ~!!!!

「ベトベトしま戦か?」第11戦
「REPUBLIC ENEMIES」が
10月2、3日にて開催されます!

今回は
「民衆を味方につけた元グリーンベレー大佐が
自らを’神’と呼び独立王国を構築し、それを討伐に・・・」
とどこかで聞いたような作戦内容で(笑

また募集開始されましたらこちらでもお知らせいたしますね!




さて、ではL1A1記事の続き、
今回は内部&その他を

まずオーナー様からの一番の要望が
「トリガーが引っかかることがあるのでその修理を」
ということだったのですが・・・


メカボックスを開けてみて・・・
原因は一目瞭然でした。


Ver2メカボでセレクタープレートと連動してトリガーをロックするパーツです。
画像の通り軸の受けが割れちゃってます。


何かの抵抗があってこのパーツの動きが阻害されてその力でパーツが割れて、
セレクターを動かしたときにこのパーツがロック位置から解除されなくて引っかかっていた・・・
ということですね。

通常あまり壊れるパーツではないのですが、
半自作の銃で10年も経てば、無責任な発言かもですが細かいトラブルは出てくる・・・んじゃないかと思います。
(メーカー品だって10年経てばいくらなんでも消耗はしますしね)

これは新品パーツに交換してOKになりました。



次にベベルギア、
現行のマルイベベルギアはラッチ箇所が4点ですが、
10年前はラッチ箇所が2点でした。

このFALは耐久性を重視、というのは前回書きましたが、
ベベルギアの逆転防止ラッチがかかるポイントの数は
ギア3枚、およびピストン逆転量にかかってきます。


機械的に考えると逆転はあまりよろしくないのではないか・・・ということもあり
以前のM16ベトナムの記事の際に書きましたが
このFALのベベルギアもラッチ箇所を6箇所に変えました。


とは言ってもマルイの加工を依頼されたときは
最近はほぼ必ずこの加工をしているんですけどね。


あともうひとつベベルギア加工の大きな効果としては!

ヒストリカルイベントで兵隊になりきっているときに
銃を撃ったらギアの逆転音がついてきた、ってのは興醒めですから・・・(--;
その逆転音がほぼなくなるのも利点かと。


あとはピストン&ピストンヘッド加工で耐久バランスをとっています。



ちなみにこの「FALリサイクルキット」で最もインパクトがあるのが
シリンダーノズルかと思うのですが、どんなのかというと・・・・


長っ(笑


マガジンの大型化の分ノズルも延長された、ということですね。

僕が以前製作したマルイMP5ベースHK53も
これほどではないですがかなりのロングノズルです(^^;



で、もひとつ頭を使う(?)作業が!



トリガーガードはグリップと一体のキャスト製だったのですが
当然のごとく折れてしまったんです。

ただ接着してもまたすぐとれるのは明白なので
補強して接着を・・・



トリガーガード内側のRに合わせて銅板をカット、ゴム系接着剤(G17ですね)で接着、

同じく外側のRと、トリガー前方の板モールド(?)に合わせて0.5mmの銅板をカット、接着しました。


接着面積を増やした上でG17の接着力で貼れば・・・
G17を理解している方ならほぼ万全な方法じゃないか、ということはご納得いただけると思います。
(ちょっとだけ厚みがでちゃいましたが(^^;

銅板ですのでガンブルーで仕上げて完了です。



長くなりましたが最後の作業!

このFALのホップ調整はチャンバー部分についているゴムカバーを外して行います。


ゴム部品・・・キットに付属していたのですが
10年の時間とともに劣化してボロボロになってしまいました。
(製作時に塗装をしたのが大きな原因だと思います)


もうこのゴムを復活させることはできないのでABS板で自作いたしました。


上:ボロボロに劣化したゴムパーツ
下:今回ABSで自作したチャンバーカバー


ゴムカバーは弾力で本体に固定されていましたが、
ABSにしたことにより、お客様のご許可を得てスクリューの固定といたしました。


スクリューはカバーから抜けないようにしてあるので
戦場でホップ調整するときも安心!?


ではではまた~  


Posted by クフィール at 16:05Comments(0)FAL/L1A1